ゴンカルチューデ(コンカル金剛宝座寺)
元旦、Lhasaから一路、空港近くのゴンカルチューデ(コンカル金剛宝座寺)へ。 1464年創建、 サキャ派の支派であるゾン派に属しているそうです。
観光客のまったくいない、迫力ある密教壁画と空間を有するお寺。ここの密教壁画、一冊本が出版されているくらい宝の山です。
とっても個性的な神様たちにたくさん出会えます。
この本には筆者が訪れた1995年当時の様子が書かれています。
2階にあるイダム堂を特別に拝観させてもらったようで、秘密中の秘密とされる密教尊像の壁画が写真、かなり専門的な解説を交えて紹介されています。
チンプー渓谷
午後はマイナーなチンプー渓谷へ。
ここは行者の修行地と言われています。
ガイドくんも初めてきた(そしてもうきっと来ないとまで言われた 笑)というくらいなので、観光客はまったくいません。
私の今回の旅ではベストスポット。
山道をあがったところにある黄色い壁の尼僧院。
規模は小さいけれど、各部屋の壁画、空間、とってもよかった。
2・3階には立体曼荼羅があります。
裏山一周し修行僧のような気分に浸るのですが、4000mの高地だけあって少ししんどいです。
そしてこんな観光客が来ないローカルなエリアでも、当然のように旗がはためいています。。。。
サムイエ 寺
夕方、サムイエへ移動。
昔、10年前、無許可で来て警察に捕まり、罰金を値切ったのが懐かしい。
ガイド君、「当時の警察は怖くなかったんだね」とポツリ。
サムイエはチベット最古のお寺です。お寺全体が曼荼羅で表現されています。
本殿はお釈迦様を中心に菩薩立像で囲まれ、天井には美しい曼荼羅が描かれています。5,600年の歴史があるとか。壁画を見るにはライトがマスト。
お寺の周りをコルラします。
町の様相が変わることはもうしょうがないけれど、立体曼荼羅を表すお寺をコルラするチベット族の外から見る様子は変わっていない、のかな。どうかな。
10年前はサムイエ寺の中のスペースで他の人と雑魚寝みたいにしているところを警察に見つかった(そして外国人だとは思わなかったと言われた笑)けれど、今はちゃんとしたホテルがあります。
今回は180元/1部屋で宿泊しました。
昔、サムイエには小船で川を渡って訪れた記憶があり、ガイド君に聞いてみたら川の水は減ってしまって今はそんな船はないそう。
この10年の環境に変化は想像以上なのかもしれません。