10年ぶり、3度目のラサ。
昔は1人で闇バス入りしたけど、今は不可能なので
旅仲間を探し現地ツアーを組んで青蔵鉄道で訪問しました。
その手配についても紹介しています。
街や移動中に見る景色の明らかな変化はもちろんのこと、
目に見えない変化も短い期間ではあったけど
多少感じることができたように思います。
でもたくさんのチベタンが巡礼に訪れる冬のチベット自治区、
オススメです!
日程
12/26 成田→成都(ANA直行便)
12/27-29 成都→青海鉄道でラサへ(43時間)
12/29 ラサ
12/30 ラサ(ジョカン、ノルブリンカ)
12/31 ラサ(ポタラ、セラ寺)
1/1 ゴンカルチューデ、チンプー、サムイエ
1/2 ヤムドク湖、ギャンツェ
1/3 シャル寺、シガツェ
1/4 シガツェ→ラサ→成都
1/5 成都→成田 (ANA直行便)
ガイドブック
事前手配(ツアー会社)について
空路: ANA 成田→成都 直行便
暦がよかった年末年始、成都行きの直行便が安くでていて、10年ぶりにラサに行くことを決めました。
とはいえこの10年の変化はあまりにも大きく、もう個人の自由旅行は不可能。
1人だと割高になるので3名旅仲間を探し、中国の現地の旅行社と9月頃よりメールでやりとりをして、久々の仲間との旅に向けて色々準備を進めました。
チベット旅行は日本の旅行社に頼むと割高になるため、
今回は成都にあるYHA(『成都老沈青年旅舎』Sim’sCozy)とやりとりをし、手配しました。
( 4人仲間を集め許可証、ガイド、車の手配であれば、1週間1人2,000元ちょっとで手配できました(2014年時点)。 )
『成都老沈青年旅舎』Sim’sCozy
Add:No.211, Section 4, First Ring Road North, 610081, Chengdu
地址:四川省成都市一环路北四段211号
mail: simscozy@hotmail.com
(※私は中国語でやりとりしましたが、日本語ができる方もいらっしゃいました)
そんな3人も見つからないよって人は、同じコースを同じ時期に申し込んでいる人がいれば、その人達と一緒に参加させてもらうこともできたようです。
ただし、外国人がチベットに行くためには、旅行会社を通じて事前に許可証を取得する必要があります。その手続きに、20日程度必要とのこと。
パスポート、査証(日本人は2週間以内なら不要)のコピーをメールで送り、参加人数、日数、観光地、交通方法など大まかな日程を決める必要があります。
旅行会社に伝えたこと。
・事前に行きたい場所
・チベット族ガイド(英語、チベット語、中国語を話せる)
ホテルは自分で予約しろと言われたので手配せず現地で決めました(事前手配する場合、必ず外国人受け入れができるホテルで手配するよう言われました)。
また3週間前までにデポジットを支払う必要がありました。
私は中国に口座があり、また10月に上海に訪問する用事があったので
現地で振り込めましたが、このあたりちょっと面倒かもしれません。
日程も完全に固める必要はありませんでしたが、
事前に先方が作成してくれた日程(※最終的に一部変更しました)
日付 | スケジュール内容 | 宿泊 | |
12/27 | 成都 → ラサ (列車 T22次) 当ホステルから成都駅までお送りします。 | ||
12/28 | 列車での移動中 | ||
① | 12/29 | ラサ到着 ラサ駅でガイドがお迎えしたあと ラサ市内のホテルへ向かいます。 観光なし。 | ラサ |
② | 12/30 | ラサ市内観光 観光:未定。 (推薦)午前中:ポタラ宮殿 午後:西蔵博物館、セラ寺 | ラサ |
③ | 12/31 | ラサ市内観光 観光:未定。 (推薦)午前中:ポタラ宮殿 午後:西蔵博物館、セラ寺 | ラサ |
④ | 1/1 | ラサ – ガンデン寺 – ラサ 片道50km、所要時間約1時間 ガンデン寺は、ゲルク派の総本山でセラ寺、デプン寺と ともに三大ゲルク派寺院をなします。タクツェ県キチュ川(ラサ川)の南岸のワンブル山の稜線沿いに、諸堂や僧房が立ち並んでいます。座主であるガンデン・ティパは、チベット仏教においてダライ・ラマに次ぐ権力を持っています。通常、ラサから約1時間かかり、お寺の観光には2~3時間所要します。 | ラサ |
⑤ | 1/2 | ラサ – 110km – ヤムドク湖 – 110km プーマユムツォ– ギャンツェ – 100km ーシガツェ 片道合計320km ラサから中尼公路を走って行くと、トルコ石のような色をしたヤムドク湖が見えてきます。そこからカムパ・ラ、ナンカルツェ、カロー・ラ氷河を通り抜けて行くと、やがてギャンツェの街へ辿りつきます。ギャンツェでは、パルコル・チョーデを観光しシガツェへと向かいます。 | シガツェ (3900m) |
⑥ | 1/3 | シガツェ – ラサ 片道: 280km、所要時間約4時間 朝食後、タルシンポ寺を観光しヤルツァンポ川沿いの道路を通ってラサ市内 へと戻ります。 ラサ (3600m) | |
⑦ | 1/4 | ラサ→成都 (飛行機) ガイドが市内宿泊先からラサ空港までお送りします。 ツアーはここで終わります。 |
*ラサ市内の具体的な観光スケジュールが未定の場合は、ガイドと相談しながら決めて下さい。
*街の中で食事や買い物は可能ですが、お寺や観光地にはガイドなしで訪れないようにして下さい。 とのことでした。
ちなみに上記の日程の場合、出された見積もりは以下:
参加者が1人の場合:一人分の料金 5750元
参加者が2人の場合:一人分の料金 3470元
参加者が3人の場合:一人分の料金 2623元
参加者が4人の場合:一人分の料金 2142元
・ 追加料金で英語ガイドを日本語ガイドにすることも可能。
・パーミッション料金、成都から空港への送迎、ラサ空港の送迎、地方へのランドクルーザー、ガイド代、ガイド・ドライバーの宿泊・食費がツアー代金に含まれています。
含んでいないもの
・参加者の宿泊費、食費
・ 観光地、遺跡、お寺、仏跡などすべての入場料
(例: ポタラ宮殿200元、ジョカン寺85元、セラ寺55元、デプン寺50元、ノルブリンカ60元、ガンデン寺45元、EBC180元、パンコル・チューデ60元、ギャンツェ・ゾン40元、タシルンポ寺60元、ナムツォ湖120元、ヤムドク湖40元、サキャ寺45元、サムイェ寺40元など。 (これらの料金は変動する可能性がありますので参考までにご覧ください。 )
・ ラサ市内観光時の車チャーター (タクシー、バス等で安くいけます)
・傷害保険
このほか、 世界最高所を走る青蔵鉄道で聖都ラサへ向かいたい、と青蔵鉄道の予約もお願いしました。
ハードベッドの席で一人712元。成都から出発したのでラサに到着するまでのは2日必要になります。
往路は鉄道にしましたが、復路はラサから成都まで国内便を手配してもらいました。(拉萨-成都机票 1500元+170元(税金))
180元でゴルムドからラサに行けた時代が本当に懐かしい・・・
航空券や現地滞在費を諸々含めると、15万くらいはかかったと思いますが、日本の旅行会社で手配するよりは断然お安く、ある程度自由に訪問することができると思います。
青蔵鉄道でラサ入り!
ANAの 直行便で成田からまず成都へ、夜23時頃到着。
今回のチベット旅行の手配もお願いした現地YHAの宿の人に空港まで迎えにきてもらい、まずは成都に一泊。(宿代110元/TWIN、出迎え90元)
翌日の青蔵鉄道は夜の便なので、昼は成都の綿里などをのんびり、散策していました。ここもチベタンが多いエリア。
そして夜行列車でラサまでは43時間の旅。
中国ではチベット旅行が大ブーム。夏はこの鉄道はチケット入手が大変難しいそうだけど、この時期はオフシーズンなので今回は4人の旅だけど、6人はいる3段ベッドのコンパートメントを4人だけでずっと使うことができました。
海抜など確認できます 物売りのおじさん
他のお客さんとお話しながら、果物やヒマワリの種を食べながら、
変わりゆく車窓を眺めながら、のーんびりラサを目指します。
途中、5000m超えというありえない海抜の高地も通過。
世界一高い駅と言われる「唐古la」駅。
一瞬で通過してしまいます。(写真撮り損ねました)
もしハードベッドのシートなら、ベッド側の席から唐古la駅が見えます。
ひたすら草原と青い空の続く道を進みます。
途中、ココシリという自然保護築ではキャンなど野生動物を目にすることもあります。
夜明けの真っ暗な空には、流れ星がぎゅんぎゅん、流れています。
ナチュまできたら、もう少し。
途中下車をして、うすーいけれど最高においしい空気を吸うこともできます。
このへんで友達は高山病の症状がでて苦しんでいます。
私はひたすらポカリをのんで、深く深く、深呼吸。
いつもやることだけど、それだけ。
今回は一人ではないので、さみしいカップヌードルの食事ではなく、
食堂車で優雅に食事を楽しむこともできました。
暖かい食事を取りながら、こんな車窓の景色を眺めることもできる。
なんて、贅沢なんだろう。。。
一緒にいった仲間は高山病でぐったりしていましたが、、、
そして、ラサ駅へ到着。
出口では身分証のチェックと外国人はそれぞれのガイドへの引き渡しがあります。
実は3年前に、成都でラサ行きの列車のチケットを購入してラサへ行こうとしたことがあるのだけど許可証チェックが厳しいと聞いて、払い戻した過去がある私。。
冬だし緩かったので、列車の中でのチェックはほぼなかったけど、この最後のチェックは潜り抜けるのは「ほぼ不可能」、だと思います。。