ヌブラへの道のり
「緑の園」を意味するインド最北の地ヌブラ谷へは、 カルドゥン・ラ(峠:5,602m)を越えて向います。
ヒマラヤ山脈を超えて北側にある、カラコルム山脈の間に挟まれた、ショーク川とヌブラ川が流れる谷間が開けた地域です。
険しく壮大な景観で、「ヌブラ谷(Nubra Valley)」と呼ばれています。 チベット語の名前のLdumraは「花の谷」を意味します。
カルドゥン・ラ超え
ヌブラへ行くための許可証を取得し、レーの街を出発。
「世界一標高の高い車道」 と呼ばれる、
ヌブラ谷への入口であるカルドゥン・ラ(Khardong La) の峠(5606m)。
世界一高いところにあるというカフェでお茶を頂きます。めっちゃ寒い。
峠を下りしばらく進むと、大きな川幅のシャヨク川沿いに美しいオアシスが点在するヌブラ渓谷が広がります。
カルドゥンの村でランチ。テントゥクとレモンハニー紅茶を頂く。
ヌブラの中心地であるディスキット。
14世紀に建てられた、ヌブラ最古・最大のゲルク派僧院であるディスキット・ゴンパを訪れました。
Diskit Gompa
山の上にあり山道を登っていきます。僧院からのヌブラ渓谷の眺めが素晴らしい。
岩にへばりつくようなゴンパ。チェムレゴンパに少し似ているかな。
32メートルの壮大なマイトレーヤ仏の壮大な彫像があります。 2010年7月にデスキット・ゴンパに新しく建立されたこの巨大な仏像の開眼法要のために、ダライラマ法王が訪れたそうです。
入場料30RP。
1433年創立。ティクセ僧院の分院で70名くらいの僧侶が在籍しているそうです。
ちょうど今は僧侶が人々の家を訪問している時期らしく、お坊さんはほとんどいらっしゃいませんでした。
「ラトゥ」と呼ばれ、家の上や、お寺の上に置いてある。神様の塔? と言っていたかな?忘れました。
入口には3つのチョルテンがあり、『慈悲、智慧、力』を意味しているそうです。
ゴンパの横にある崖沿いの水を汲みにいくための梯子でできた階段。
めっちゃ急。今でも使う人がいるらしい・・。
キッチンはオールドスタイルで古いかまどがありました。
クッキーとチャイをごちそうになりました。
お堂は3つありました。写真撮影は不可。
Gonkar
憤怒神、女性の姿をしたペンデン・ラモ(吉祥天)が祭られていました。ほとんどの仏像に布がかぶせられており、古いタンカもたくさんありました。
Chokang
ラダックに2つあるジョカンのうちのひとつ。ターラ像、ソンツェン・ガンポ、仏教の哲学者のタンカ、宗派ゲルク派の開祖ツォンカパが祭られていました。
Dhukang
お釈迦様、千手観音、慈悲の菩薩、モンゴルから持ってきた経典、タルシンポ寺の壁画が飾ってありました(昔、タルシンポで修業した僧侶がいたらしい)。
タンカもたくさんありました。
ディスキット ゲストハウス
Sonam Guesthouse
夫婦経営のきれいなゲストハウス。値切って1500RPが500RPになりました。