ガントク→ペリンへ移動

北のあとは、西へ。
ネパール国境そばの西シッキム。ここにも、沢山のゴンパがあります。

まずはペリン(Peling)という、 高峰カンチェンジュンガまでわずか32㎞の距離に位置する 西シッキムの街へ向かうため、6時過ぎにジープスタンドへ向いましたが、すでに7時の便は売り切れ(7:00、12:30にあり、 170 RP) 。

他の街で乗り継いで向かうか、午後にもう1本あるジープにするか、どうしよう、と考えつつ、まずは屋台で一杯のチャイ。
朝の甘いチャイにはいつも癒されます。。

もう一度、チケット売り場にいったら、たまたま一枚キャンセルがでて7時のジープに乗れました。ラッキー。

5時間近くかけて、12時過ぎにペリンに到着。

ガントクの宿の人に聞いていた、テラスからカンチェンジュンガが望めるカブール・ホテルにチェックイン(泊まりたかったHOTEL GARUDAは修復中でした。)

なお、Agodaでペリンで検索しても出てこないので、今はあるか不明)

ここでは絶対、雪山が望めるテラス側の部屋に泊まりたかったので、部屋代を450→350Rpに交渉。
テラスでコーヒーtimeできるお部屋に泊まりました♪

午後は丘の上にある、シッキムでも最も古いお寺にはいるサンゲ・チューリンというゴンパへ向かいます。


ひたすらひたすら、舗装されてない岩畳の丘を登ります。

頑張ってのぼっただけあって、ゴンパからの街の眺めは最高。
花が咲き乱れ、小さいけれどとってもラブリーなお寺でした。

お堂の鍵をあけてもらい、ラマ僧さんがひとつひとつ、仏像を解説してくれました。

Sang-Ngang Monastery (1649-1650 A.D) …ニンマ派。1642年にLama Lhatsun Chhenpoに設立されたといわれている。1950年に焼失、1960年に政府の援助で再建され、壁画は 1981年に作成されたものだそう。2月、6月にチャムあり。

それから街が望める石の上でちょっとおしゃべり。ラマとお別れし、丘を降りて、ホテルへ戻ります。

夕暮れの景色を眺めつつコーヒーを飲みながら本を読んだり、ノンビリ過ごしました。
久しぶりの、一人の一日。

ペマヤンツェ僧院/ Pemayangtse Gompa

翌日は早起きしてペヤマンツェ僧院へ。道に迷いながらも40分ほどで到着。

Pemayangtse Gompa …「崇高なハスの花」を意味するニンマ派の僧院。 3階に7段式の立体マンダラパドマ・サンバヴァの住居の模型(「サンドペルリ」)は鮮やかな彩色が施され非常に素晴らしい。一本の大木から7年かけて造りだしたといわれている。

経典のある部屋には日が差し込み
3階の彫刻はこれまた素晴らしい。

歳月をかけて完成させた、
Guru Rimpoche’s Heavenly Palace ‘Santopalri’。
座って遠くから、また近くから、その精巧さに見惚れてしましました。



ヨクサムへ

ゴンパからまたホテルに戻り、次の目的地ヨクサムへ。

12:30ペリン→ヨクサム と聞いていたけれど、ヨクサムへ直接向かうジープは、毎日出るか出ないか未定だそう。
他の観光客にもほぼあわなかったので、近くのゲイジンというジープが沢山出る少し大きな街に戻りました。( ペリン→ゲイジン 40RP)

ヨクサムの家へ帰る13歳の少女と3人で、ジープを2時間くらい待ち、50mくらいの小さな一本道がメインストリートであるヨクサムへ到着したのは15時くらい。
山に囲まれた静かな街。


ここでは白いタルチョに囲まれた不思議な湖と、ノルブカンを訪れました。

約350年前にシッキム王国が成立した地であり、ここノルブカンは、初代シッキム王の戴冠式が行われた場所だそう。

その後、一人でドィプティ・ゴンパへ。
6歳の少女と12歳の少年二人が、歩いて30分以上かかる山の上のゴンパまで案内してくれまあした。
とはいえ子供の足、早!!サンダルで岩畳をすいすいあがっていきます。

私の息は上がりまくりでしたが、なんとか頂上のゴンパへ到着。二人はお寺へは入あらないというので、タイで買ったアプリコットをあげてお別れしました。

Dubde Monastery (1647A.D)

ドィプティ・ゴンパ、小さいけれど整った芝に囲まれた山中のゴンパ。
もう遅かったので閉まっていたのですが、鍵を開けてもらい、祈りを捧げます。

シッキム王国を成立させた3人のラマ僧の仏像がグル・リンポチェを守っているように見えました。

ゴンパを出たら日が沈みかけていました。

シッキムの夜は本当に早い。

もちろん山道は電灯などなく、ヘッドライトも宿に忘れてきてしまいました。
下りも急なので、私は急いで降りました。
ここで昔トレッキングに出たドイツ人がイエティにさらわれたという嫌な話を思い出しつつも、足下ではなく、心で道を見よう、と思いながら。。

どうにか完全に日が暮れる前に、メインロードにつくことが出来ました。

ちょっと怖かったけど、不思議な下弦の月と
またもや満天の星空に出会いました。

ヨクサム→タシディン

早起きして6時前にジープスタンドへ。チャイを飲みながら待ち7時過ぎには出発。1時間でタシディンに到着。

ここに来た目的は2つ。

1.私がきた1週間後に、ダライラマ法王も訪れるというタシディンのゴンパ(お寺)へいくこと。

2.村にいるブータン人タンカ画家を訪ねること。

まず、ブータン人画家のお家を訪ねました。
彼は現在、ガントク在住のお金持ちの人に頼まれて、大きな大きなタンカを製作中。タンカを書いている様子を見せてもらい、ブータンからこちらに移住した経緯など、色々お話をして、小さめの作品を見せてもらいました。

大変穏やかな顔をしたホワイトターラーと観音菩薩。

色が優しくて、線も大変繊細な彼のタッチが気に入り、どちらにするか、悩んだけどホワイトターラーを買わせて頂きました。
このターラーがその後の旅路を守ってくれた、そんな気がしてます。

さて、そのあとはひたすら山道を登って、ゴンパへ。
ここのゴンパめっちゃ、良かった。

Tashiding Monastery (1651A.D)

小さな小さなお堂で座って、ラマの念経を聞いたり

巨大なマニ車が中にある古いお堂で、マニを回されることによって鳴る鐘に耳を澄ませ、長い長い歴史を感じたり、

タンカ、壁画、仏像、すべての調和がとれていて美しすぎる金堂で心沈められず興奮したり、チベット文字との色彩とそびえたつパゴダのコントラストが印象的で写真たくさん撮ってしまったり。。

思いのほか長居をしてしましました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です