インド・ヒマーチャルプラデーシュ州、チベット自治区との国境寄りに位置し、
広大な渓谷が広がる地、スピティに行ってきました。


9日間のお休みでは時間的に厳しい行き先な上、
国内便CXLにより14時間の夜行バス往復+10時間のジープ移動往復と
移動時間が多く、マナリ往復による高山病の心配もありましたが、本当に行ってよかった。 隠れたチベット文化圏のこの地を4日間で駆け抜けました。

日程

8/16(土)成田→北京乗り換え→インド (デリー泊)
8/17(日)デリー→夜行バスでマナリへ(車内泊)
8/18(月)1030頃マナリ着、午後カザへ向けて出発
8/19(火)キーゴンパ、キッバル村、カザ着(カザ泊)
8/20(水)タボゴンパ、ダンカルゴンパ、ラルーンゴンパ(カザ泊)
8/21(木)カザ→マナリ(マナリ泊)
8/22(金)マナリ観光、夜行バスでデリーへ(車内泊)
8/23(土)デリー着、深夜便発
8/24(日)北京乗り換え→成田着

※時間が限られていた関係で、マナリからカザ往復はジープチャーター。
時間があればバス移動も可能。

ガイドブック・参考図書

移動

スピティのメインの街、カザに入るには、デリー⇒シムラ⇒リコンピオ経由の南ルートか、デリー⇒マナリ経由の北ルートがあります。


事前にネットで見ると、シムラ⇒リコンピオ⇒カザ⇒マナリというルートがどうやらメジャーらしく、当初はその予定を考えていました。

デリーに深夜到着し、翌朝出発するシムラまで朝食付きの夜行列車で優雅に入る、とかチャンディーガルも寄ってコルビジェ建築を楽しむ、とか楽しそうだなと。。。

しかし、国際便で手配していた中国国際航空の金曜午後発の便がCXL。

それにより土曜の午後出発となり、デリー着は日曜。
南→北ルートはそれだけで1週間はかかるし、時間も足りないので、スピティへの玄関口となるマナリに近いクル空港との国内便をインドの旅行会社(Cleartrip)で予約しました。が、それも数日後にキャンセルのメールが。
(しかもRefundするためにはにカウンターでスタンプをもらい、それをムンバイにある旅行会社に郵送しなければならないという超面倒な手続きまで発生。)

南ルートでは(中国国境付近を通るため)途中で許可証を取得する必要があるのですが、許可証は2名からしか申請できず(ちょうど他の旅行者がいれば一緒に申請できるかも)しかもモンスーンの時期でスピティ以外の地域は大雨で土砂崩れの可能性もあり、途中でstackされて帰れなくなると困るので、マナリをバスで陸路往復することにしました。

とはいえマナリ発⇒カザ行のバスは早朝出発、カザでジープするチャーターがすぐ見つかる保障もないので、マナリにいる知り合いの知り合いに頼んで、マナリ到着後、すぐにカザに向けて出発するJEEPを手配してもらうことにし、デリーの最初のホテルだけ手配して出発しました。

アバロンコートヤードホテル

友人のお店が入っている日本人向けのホテルに宿泊。日本語の表示もあり、お湯もたっぷりでて、朝食は日本食。(←私は最初現地人だと思って、日本語メニューが出されなかったけど^^;)

デリー(マジャニュカティラ)→マナリ

空港到着時、夜中だったこともありデリー在住の友人が迎えに来てくれました。

5度目のインド、昔と比べてプリペイドタクシーが整然と並んでいました。

翌日、空港から一度、宿泊ホテルから 地下鉄でマジャニュカティラまで移動。(地下鉄YellowLine VidhanSabha⇒リキシャ)

バスも現地の旅行社に頼んで、事前にマナリ行を手配していたので、チケットを受け取ります。(800RP、17:30発)

10‐12時間必要と聞いていたけど、結果14時間かかりました。
乗客は私以外、インドネシアからマナリ近郊にあるゴンパのティーチングを聞きに来たというグループ客。

若い人も多く、華僑も多いせいか中国語で話すこともできて、楽しかった!

隣の席が空いていたので、比較的ちゃんと寝ることができました。
(※相当揺れるので、耳栓とアイマスク、空気枕が役立ちました。バスには備えつきのブランケット&水つき。)


マナリ→カザ(キーゴンパ、 キッバル村 ) 

翌朝10時半ごろ、マナリのプライベートバスターミナル
(マナリにはpublicとprivateの2つターミナルがあって、ここは下のprivateターミナル)に到着。

知り合いの知り合いの方が迎えにきてくれました。
ホテルでシャワーを浴びさせてくれ、娘さんと一緒に近くのChopstickRestaurantでランチもご馳走になりました。

その後、14時頃JEEPでマナリを出発。
(マナリで早朝6時頃、カザに向うバスもあり。ただし、クル始発)

出発してからインド人の観光客が雪を見るために来るロンタン峠など、緑豊かな景色を走ります。

谷の合間に流れる滝に虹がかかっていたり、放牧する羊の群れに出会ったりと、道は悪いけれど素晴らしい景色。

それがだんだんと、緑の少ない荒涼としたスピティ渓谷に入っていきます。


この日は結局カザまではたどり着けず、一番高い峠の少し手前のバタルという場所で宿泊。
とはいえ、テントもない私に最初にあてがわれたのは、200RPの上にビニールシートを張っただけの岩場。

とっても寒いので無理と唯一ある屋根付きのシェルターに泊めてもらいました。(最初700と言われたけど500。これ以上値切る気力もなし^^;)

ホテル

ただ、夜は手の届きそうな距離に天の川の星々が輝く、最高の星空を望むことができました。(恐ろしく寒かったけど)

翌朝、今回の旅の最高地点、4500mの最も高いクンズム峠を越えます。

suunto
あおいあおい空

ロサルという町でパスポートチェック(ここはちゃんとした宿泊所があった)。。。

7:00→12:30頃、キーゴンパ着。
広大な自然以外、何もないところに現れ、スピティ川に聳えるその姿は圧巻でした。

keygonpa
<思ったよりも、小さかった>

スピティ川と谷を眼下に、屋上からの眺めはすばらしかったです。

ごんぱ

キーゴンパでは先生をしているラマさんと仲良くなって、チャイやツァンパをごちそうになりました。

その後、キッバル村へ。

キッバル村のラカンには一人しかラマがいません。丘の上にある古いラカンと緑一色のツァンパ畑。とってもlovelyな場所でした。

その後、アジアでもっとも標高の高い4200mコミック村に行こうとしましたが、道が工事中のため、途中で断念。

来た道を戻って、ようやくカザへ到着。
ホテルは2〜3軒除いて、道路沿いカザゴンパの前にあるSpitiValleyHotelにしました。

スピティの風の入る、うえの部屋がおすすめです。
(800を値切って700Rp/1日) Tel:094189-27312

夜は宿のオーナーのおじいちゃんがカザのナイトフェスにつれてってくれました。

どこにこんなに人がいたの?ってくらい、若者がたくさんいて驚きました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です