印度を訪れた人は、印度をすごく好きになるか、または大嫌いになるかどちらかだという。
それはまた、印度があなたを受け入れてくれたか、受け入れてくれなかったかどうかを意味しているもという。
そんなことを旅の道中で出会う人々に聞いていて、私は前々から印度にいくことに非常に憧れていた。
正直、印度にいくってことだけでもスゴイことだと思っていた。

2004年11月、チベット、ネパールと国境を超えて陸路で印度入りをした。
3週間弱しかいなかったけど噂に聞くほど印度は旅がしにくい国ではないと思う。

むしろ、印度での日々は毎日がとても濃かった。毎日毎日目に飛び込んでくる印象的な風景、忘れられない出来事が沢山あった。私はまた是非印度を訪れてみたいし、今度は私の行った事のない南インド、広大なインドの別の場所を旅してみたいと思う。

私の旅はいつもはっきりした目的意識を持っているわけではない。
一人旅を始めた理由はへたれな自分を鍛えること、それだけ。旅にでれば自分の中できっと何かが変わるんじゃないかと思ってた。

でも旅をする中で、いろんな出来事があって、いろんな人に出会い、沢山の異なる文化や自然に触れて、純粋に旅を楽しみ、旅の魅力に惹かれるようになった。今回も、ただインドに行ってみたい、それだけの理由だった。でも、旅をするなかで旅の目的というか、なにか関連性を持って旅してみよう、そう思うようになった。


だから、今回私は仏教の四代聖地を巡ってみることにした。巡礼の旅、、なんていうとカッコイイけど私は根っからの仏教徒でもないし、宗教に対してはよくわからない、みたいな日本の若者の一人だった。でも、チベットを訪れてから、私は仏教にとても関心を抱くようになった。チベット民族の人達がなぜあんなに心暖かで親切なのか、ジョカンの前で毎日あんなにも辛い五体投地を何時間も続けていられるのか、きっと根底にはチベット仏教の考え方があるんじゃないかな、って思う。

話しをもとに戻して、仏教4大聖地について。ネパールに1つ、インドに3つある

仏陀が生まれたネパールのルンビニ。
仏陀の初輪説法の地サルナート(鹿野苑)。
仏陀が悟りをひらいたブッダガヤ。
仏陀入滅の地・クシナガルだ。

私はネパールのルンビニを訪れたあとスノウリ経由でインドに陸路で入り、聖なる河ガンジスのあるヴァラナシ、クシナガル、ブッダガヤ、サルナート、ニューデリー、タージマハ―ルのあるアーグラー、そしてダライラマ法王邸がある北インドのダラムサラへと旅した。そして思いがけなくも、そこでチベットの指導者、観音菩薩の生まれ変わりと言われるダライラマ法王に謁見することになった。

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