翌朝、レー王宮へ向かいます。階段を登り、頂上に座って、風に揺らめくタルチョとレーの街、山々を眺めます。
ああ、幸せ。下界に降りたくないくらい。
わんこが一緒についてきました。昔買っていたシェルティーによく似たわんこ。
街に戻り、昨日約束したラダッキと会い、車で一路、チェムレゴンパへ。なんと1時間で到着。
山の上にそびえるその姿はただただ美しい。
チェムレゴンパは新しいけど美しく繊細な壁画、ソンツェンガンポの像とそれを取り囲む神々達の像が素晴らしかった。
ラマさんたちはインド対パキスタンのクリケットの試合をラジオで聞いていました。
冬だからか、ここもほとんど人がいない。
その後、サクティへ。
サクティのゴンパは石壁に埋め込まれた迫力あるゴンパでしたが閉まってました。
帰り道は違う道でレーに戻ります。この一本道、ラダッキの友達も好きというくらい、まっすぐで(デコボコだけど)走っていて気持ちのよい道。
沢山の棒が埋められていて、何か尋ねると、これらの木は全て将来プランテーションになるそう(ギネスに記録されてるくらい多い)。
レーのマーケットで降ろしてもらい、約束のお金を渡そうとしたら、断固拒否。ガソリン代は別に払ったとはいえ甘えられない。
後で、と言われ、結局受け取ってもらえませんであした。
ローカルマーケットで友達に頼まれたアプリコットの種を買い、お店のおじいちゃんとちょっと交流。
ラダック最終日もあっっという間に過ぎてしまいました。
チベット文化圏から離れるのが、本当に残念。
毎日があっという間に過ぎてしまったラダックの旅。
今回他の旅行者との関わりはほぼなくて、毎日たくさんのラダッキに出会い、助けられ、笑顔をもらい、ご馳走になったチャイは数しれず。
故郷を愛し、家族と友人をとても大切にし、いつも笑顔で『ジュレー』と挨拶してくれるラダッキの人々。
彼らから学んだこの気持ちを日本にもどっても大切にしていきたい、そう心から思えた旅でした。