インドのチベット文化圏、シッキムを訪れました。
たくさんのゴンパ、仮面舞踊、親切な人々との出会い。情報量も少なく、アクセスがし難い場所ですがチベット文化圏の良さを改めて実感する素晴らしい旅でした。
日程
2010年12月3日→12月15日(うち、インド滞在は9泊)
日本→バンコク(2泊)
バンコク → カルカッタ→BAGDORA(すべて飛行機)→シリグリ→ガントク
ガントク→ルムテク僧院
ガントク→カンチェンジュンガ→北シッキム(ラチェン、ヤムタン)
ラチェン→ガントク
ガントク→西シッキム(ペリン)
ペリン→ヨクサム
ヨクサム→タシディン→ダージリン
ダージリン
ダージリン→BAGDORA→カルカッタ
→バンコク→日本
ガイドブック
ガントク までの移動
シッキム州の州都、ガントクは人口約5万人、海抜1547mの山の上にある都市。
シッキムの旅はここを起点になるのですが空港がないため、まずはバンコクからエアアジアを利用しでカルカッタへ移動しました。
その後、インドの国内線を利用してBAGDORA空港へ。
15:00に空港に到着。
まずパーミッション(許可証)をとるため、シリグリまで乗合ジープで移動します(100RP)。
「シッキム州」は入域に許可証が必要で、許可証は現地で簡単に取れるというでした。
〇必要なもの( 現地でもとれますが 、事前に準備していったほうが楽です)
・証明写真 (パスポートサイズ)
・パスポートのコピー(写真のページとビザのページ)
シッキムの旅に必要な旅行許可証をシリグリのSTNバスターミナル (16時クローズだったり17時クローズだったりまちまちらしい) で取得し、3時間半かけてジープでガントクへ向かいました。
道はなかなかの悪路で山道を進みます。途中でパスポートチェックがありました。
ガントク到着は夜9時。
メインストリートのMG.MARGへ向かったのですが、ガントクの夜は早いらしく、ほぼすべてのお店が閉まってます。
行こうと思っていたゲストハウスも見つからず、一緒にタクシーに乗っていたシッキム人が心配して一緒にホテルを探してくれました。
しかし通りに面したホテルはどこも1500Rp以上・・・。。。
探しに探して、はじっこのインド人経営の400Rpの宿にチェックインしました。このホテルを見つけるまでかなり歩かせてしまったので、シッキム人のサンゲさんにひとしきり感謝。
この文化圏の人って皆、信じられないくらい親切なのです。
ガントク→ルムテク僧院
翌日朝、もともと泊まろうと思っていたBackpacker御用達のシッキム人運営の宿、Modern Central Lodgeを見つけて移動。
このホテルはトランスが常にかかっていました。
今はネット検索したら違うホテルが出てきました。
そこで出会った日本人のカメラマンさんと一緒にジープでルムテク僧院へ向かいました。ジープスタンドから1時間、40RPなり。
ルムテク僧院では入り口でパスポートを預けました。お堂までの登り路には、色とりどりのお花や盆栽のようなものが置いてありました。
10RP支払い、ルムテク僧院の中へ。
僧院では心静かにお祈り。
たくさんの経典、仏像がありました。中でもゴールデンストゥーパの仏像たちはひとつひとつに表情があるようでした。
出会ったラマ僧さんや子供のラマたちと一緒におしゃべりしたり、チャイを飲んだり。
ラマ僧さんがFacebookを持っていること、皆富士山とサッカーの中田選手をしっていることに驚きました。
同じゲストハウスに住むベルギー人&オーストリア人に偶然会ったので皆でジープをシェア(400RP)しガントクへ帰りました。
夜はシッキム人最初の友達、サンゲさんとご飯を食べてシッキムについて色々聞きました。
シッキムの就職問題とか、シッキム人の考え方とか。。
シッキムには西ベンガルとか他の地域からもたくさん人が来ているのだけど、特に問題や軋轢もなく、平和に皆暮らしているみたい。
外に勉強に行った人たちも皆、シッキムが大好きで戻ってくるそうです。
確かにインドの中だけど、全然インドらしさを感じさせない。
町も綺麗(寒いけど)で平和なシッキム。
皆が満足し平和に生きている、そんな印象を受けました。
カンチェンジュンガ → エンチェイゴンパ
翌日、インドの最高峰、世界3番目に高いカンチェンジュンガ(8,586m)の朝焼けを望みました。
4:30に早起きして、5:30出発。TashViewポイントで日の出を見ます。
太陽がだんだんと顔を出し、20分くらいで山々の色を明るく染める景色は見ていて自分自身のパワーが湧いてくるようでした。
その後、ガントクの全景を眺めることの出来るヒンズー教の寺と丘の上のエンチェイゴンパへ。ゴンパ自体は大きくないのです。光背が緑で植物っぽい。
エンチェイゴンパ なんとブータンの写真が
シッキム自体、旅をするには旅行許可証が必要ですが、中国とのボーダーに近いこのエリアは更に旅行会社でツアーを組んで訪れる必要があります。
前日の宿で出会った写真家さんが何人かでツアーに参加するとのこと、私も仲間に入れてもらいました。
私含め日本人3人、アメリカ人男性とヨーロッパ人の女の子と昼前には北シッキムにジープで出発しました。
ツアーの内容
- DAY1:Gangtok→TashView point(Kanchenjunga) → Gangtok → Kabi Lungtshok(19㎞)→ Seven sisiers waterfall →Phodan Monestory → Mangan → Sinhik → Wallerfall Mingchu → Lachung
- DAY2:Lachung → Yumtang+hotspring → Lachung
- DAY3: Phodan Monestory (チャム鑑賞)→ Gangtok
- ツアー料金:3800RP
一日目はひたすら移動。滝を見たり、昼食の場所で子供たちや犬と遊んだり、車窓からの風景を楽しみました。
夕方、18:30頃ラチェンに到着。
宿の人のおうちで地元のお酒(ドゥンパ)をごちそうになり、夕飯を食べて早めに就寝しました。
それにしても、ちょー寒い!!寝袋があってもサムいです。